こんばんは!店長のヒグチです^^
今回紹介するのはマグザムの修理!
水温警告灯が点灯するという事で修理のご依頼。
実は少し前に同様の症状で修理をしてました。ウォーターホースから漏れている箇所がありホースの交換をしました。その時に他の場所のホースも怪しかったので交換をお勧めしましたが、お客様のご希望で取り敢えず漏れてる箇所の交換になりました。
その経緯がありましたのでもしかしてと思いましたので、冷却水の量を確認したらやっぱり減ってました。
ウォーターホースを確認したら明らかにドバドバ漏れてる感じは無いですが、漏れた跡が残っている所が複数個所。
実は前回修理したときにウォーターラインのサビがひどいのは把握してましたのでエンジン内部を通っているウォーターパイプやウォーターポンプシール、シリンダーヘッドガスケットも怪しいです。
お客様と相談し、しっかり直したいとの事でしたので考えられる箇所は全部交換し修理する事になりました!
まずはホース、パイプ等順番に外していきます。
パイプはサビが発生するので固着して外すのに一苦労です。
一箇所は全く外れず、半分壊しながらなんとか外れました。ここのパイプは交換する予定じゃなかったですが新品に交換します。
一通り外れたらエンジンを分解していきます。
まずはウォーターポンプシール。
マグザムは構造的にここが漏れるとエンジンオイルに混ざりオイルが白濁します。
そこまで酷い白濁は見られなかったですがこのシールの状態を見たら間違いなく交換ですね。
続いてはシリンダーヘッドガスケット。
ここは見た目でわかることは少ないので部品がどうかなっているという感じではないです。
症状がひどいとエンジン不調等の症状が出ますが、漏れが少量だと出ないので判断が難しいです。
ただ絶対漏れない場所ではないので今回一緒にガスケットの交換です!
後でやっぱり漏れてたという事が分かってここだけ修理するより一緒に作業したほうが工賃が安く済みますからね!
組む前に合わせ面をきれいに掃除し傷などが入って漏れの原因になる箇所が無いかしっかりチェックしてから組んでいきます。
あとはホース、パイプ等を交換して組付けていきます!
一通り組み終わったら冷却水を入れてエア抜きを行います。
マグザムは構造上エアーが抜けにくいのでしっかり行います。
エア抜きが足りなくて冷却水が規定量入っておらず、冷却水不足で水温警告灯が点灯してしまう事もありますので注意が必要です!
完了したら試運転を行い漏れのチェックを行います。
問題なさそうですが、冷却水のエア抜き不足やエンジン内部の漏れも考えられるのでエンジン冷えたら何度か行います。
漏れもありませんし、冷却水の量も変化ないので大丈夫そうですね!
あとは外していた外装を組んで修理完了です!
ありがとうございました~!
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