こんばんは!店長のヒグチです!
今回紹介するのはダンクのオイル漏れ修理。
先週に続いてまたまたオイル漏れです!
少し前からご来店頂くようになったお客様で、初めて来た時からエンジンの下回りがオイル漏れの汚れでびっちょりでした。
ここ最近オイル漏れが酷くなってきたそうなので修理のご依頼です。
まずは漏れてる箇所を特定していきます。
基本的にオイルが漏れると漏れてる箇所から下につたわって汚れていくので一番高い場所を探します。
見ていくと一番高いのはラジエターの奥にあるエンジンカバーの合わせ面です。
ここはたま~に漏れてるのを見かけますのでよっぽどそこが原因っぽい。
ただ下の汚れ具合や垂れてる具合を見るとそんなにジャージャー漏れる場所でもないので他にも漏れていそう。
過去に一度だけこの型のエンジンでクランクケースの合わせ面から漏れてるのも見たことありますのでそこだった場合かなり高額修理になりますから慎重に判断します。
汚れが酷くて漏れてる箇所の特定が難しいので一旦きれいに掃除します!
掃除してきれいになったらエンジンを掛けて漏れてる箇所を確認。
一目瞭然。
エンジンの下側にあるオイルフィルタースクリーンのキャップから漏れてます。
結構な勢いで。
キャップをよくよく見てみるとなんかおかしい。
取り敢えず外しちゃう前に他に漏れてないかチェック。
どうやらこの2箇所みたいです。
漏れの箇所が確定したので、まずは下側のキャップを外して見ます。
やっぱりおかしい。
キャップが割れてます。
応急処置なのか接着剤みたいなものでくっつけてあったっぽいですが、剥がれています。
ここは過去にも他の車両でお客様がオイル交換をしようとして緩めるはずが締め込んでしまい壊してしまったのを修理したことがあります。
この車両は当店でオイル交換をご依頼されたことがなかったので、そのパターンかなと思います。
プロの整備士がやるのは考えにくいですし、万が一やってしまったとしてもまず部品を交換するでしょう。
取り敢えず原因は分かったので作業を進めます。
下側のキャップの部分はエンジン側に被害は無さそうなので新品のキャップとOリングに交換して完了。
エンジンカバーの方もちゃちゃっと済ませます!
大事なのはここから、ちゃんと漏れがおさまっているか入念にチェック!
バッチリ直っていますね^^
これにて修理完了!
最後にお客様に納車する時に状況と説明したら、どうやらご自身でオイル交換したこともなく心当たりもないとの事、普段はガソリンスタンドでオイル交換をしてもらっているそうです。新車で購入してずっと乗ってるそうなのではじめからというのは考えにくいですね。
となると誰かがどこかのタイミングでやってしまったという事になりますが犯人捜しをしてもしょうがないですし、今後はちゃんとバイク屋さんでやって下さいね。
という事しか立場上言えません。
誰がどのような状況でやったかわかりませんが、同じ整備士としてあの直し方はまずいと思います。また漏れてくることが考えられますし、漏れた先にあるのは後タイヤです。
非常に危険ですね。
修理の方はハッキリ原因もわかってスッキリしましたが、そのあとで少しモヤモヤが残ってしまいました。
カモンではそのような事は絶対ありませんので信頼できるショップをお探しの方は、是非カモンまでお問い合わせください!
ありがとうございました~^^