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曲がれません


こんばんは!サービス担当のヒグチです^^

花粉が辛いです!

今年は早々にマスクモード突入しております!

さて今回紹介するのは

車検でお預かりしたゼファ−1100。

たまにウィンカーが点かないということで

そちらも合わせて修理依頼頂きました!

まずは症状を再現させてみますが

中々出てくれません。

お預かり期間が長いので

日にちをあけたりして何度も試してみますが出ません。

こうなったら意地でも出させます!

症状が出るタイミングはエンジン掛けてすぐということなので

ウィンカーを出しっぱなしにして

キーのオンオフをひたすら繰り返します!

何度かやっているとこんな状態に

キーはオンになっているのにニュートラルランプなど

灯火類は点かずウィンカーだけ点灯。

セルモーターは回るのにエンジンも掛かりません。

???

なんだこの症状は?

そしてまたしばらくやっているとついに症状が出ました!

お客様が言っていたように他の灯火類は全部点くのに

ウィンカーだけ点きません!

今度はエンジンも掛かります。

よくわかりません。

一番怪しいと思っていたウィンカーリレーは

もちろん動いていません。

電化製品でよくある「叩けば直る」戦法にのっとって

軽くコンコンと刺激を与えてみますが

点きません。

リレーじゃないっぽい。

配線図を見てリレーまで電源電圧が来ているかを

確認したら来てません。

他の灯火類は点いているしエンジンも掛かるのになぜ?

そしてもう一つ気になるのは一度点くようになってしまえば

エンジンを切るまでは正常に点くということ。

んー。中々見ない症状なので原因が思いつきません。

取り敢えず電源電圧が来てないので

その原因を探るために配線図とにらめっこ。

ん?

あ。

怪しいところを発見。

少し前にもブログで紹介したハンドルロック時に

テールランプを点きっぱなしにできるキーの”P”の位置。

ゼファーはこの”P”の位置の時にハザードやウィンカーも

作動できるような仕様になっているみたい。

そのためキーをオンの位置にした時も

ウィンカー以外の灯火類や電装部品に電源電圧を送る配線と

ウィンカーリレーに電源電圧を送る配線が別になっていました!

納得!

てことはイグニッションキーの下にある

コンタクトベース(簡単に説明するとキーを回した時に接点が切り替わる装置)が怪しい。

念のためコンタクトベースから出ている配線で

症状が出た時と出ていない時を比べてみる。

ビンゴ!!

接点の接触不良が原因でした。

一応新品部品の値段を調べたら

もう生産終了で新品が手に入りません。

ということで分解してみます。

(本当はもう一つ接点がいますが写真撮る時は外していました。)

これなら掃除して接点磨いてやれば

大丈夫そう。

ピカピカにして必要な箇所はグリスアップ。

最後に接点復活剤を塗って組んでみます!

バッチリ直りました^^

今回の修理はなんかとてもスッキリしました^^

原因がよく分からない故障が直せた時は

達成感が違いますね^^

これでお客様にも安心して乗って頂けます!

よかったー^^

まだ車検整備は残ってますので

お渡しするのは少し先ですが取り敢えず

ありがとうございました〜^^

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