こんばんは!店長のヒグチです^^
今回紹介するのはXR230の修理!
前々からタイミングが来たらとお話ししていたエンジン不調の修理です!
症状は走行中に停車しようとするとエンストしてしまいます。
アイドリング中や走行中はそこまで不調は感じないですが、絶好調ではない感じ。
この症状だと考えられるのはキャブレターかエンジンのバルブクリアランスが基準値から外れている時に起こることが多いです。
このXR230は以前にエンジンのオーバーホールを行っていますし、その修理の時からちょこちょこ発生していたので原因としては考えにくいです。
とうわけで今回はキャブレターのオーバーホールを行います。
まずはキャブレターを外して分解していきます。
キャブレターの内部はかなりきれいでほとんど汚れもありません。
ただ分解を進めていくと怪しい所が。
本来乾いている場所がしっとりしています。
臭いを嗅ぐとガソリンです。
ここはエアカットバルブといい、走行中アクセルOFFで惰性で進んでいる時(エンジンブレーキ等)に燃調が薄くなりすぎてしまうのを防ぐ部品です。
カバー側がインテークマニホールドとチューブでつながっており、負圧が高くなり過ぎた時にダイヤフラムが引っ張られ普段開いている通路を遮断します。
このXR230はインテークマニホールドとつながっているカバー側にガソリンが侵入しています。これではこのガソリンが直接エンジンに吸入されてしまい余計に燃調が濃くなってしまいます。そうするとプラグがカブり気味になってしまいエンストしてしまいます。
という訳で今回のエンジン不調の原因はここっぽいですね!
ダイヤフラムを外して見ると一部破れていますし全体的になんか膨らんで若干でかくなっています。
エアカットバルブは新品に交換で、その他の部分も念入りにチェック。
各通路詰まりが無いか確認しながら併せて清掃も行っていきます!
その他の部分は問題なさそうなのでエアカットバルブとキャブパッキンを新品に交換して組んでいきます!
組み終わったらエンジン始動!
試運転して症状が改善していることを確認。
バッチリ直りました^^
心なしか全体的に快調になった感じもあります!
ガソリンが余分にエンジンに吸引されていた分がありましたので以前は全体的に燃調が濃い目だったっぽいですね。
その分が改善されたので燃調が適正値になり調子が良くなったのだと思います。
修理完了です!
ありがとうございました~^^
このブログがサービスのブログとしては今年最後になります!
たくさん修理のご依頼を頂き有り難うございます^^
今年一年本当にお世話になりました!また大した内容でもないのに読んで頂き本当にありがとうございます!
また来年もブログ続けていく予定ですので是非読んで頂けると幸いです^^
是非宜しくお願い致します^^
では良いお年をお迎えください。
ありがとうございました~!
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