スカスカ
- ヒグチ
- 2024年3月24日
- 読了時間: 2分
こんばんは!店長のヒグチです^^
今回紹介するのはKLX230Sの修理。
オフロードをお楽しみ中に転倒してしまいそのあとからギアチェンジが出来なくなってしまったとの事で修理のご依頼です。
自走は出来ないのでレッカーで運ばれて来ました。
早速症状を確認してみると1速に入ったままの状態でチェンジペダルを操作してもスカスカでニュートラルにも入りません!
チェンジペダルを手で動かしてみるとシフトチェンジシャフトがエンジン側に奥に入り込んでしまいます。

たぶん中でなんかなっちゃってますね。
シャフトの位置決めのサークリップも外れています。
エンジン内部の被害が少なければ良いかなと思いながらエンジンカバーを外していきます。
内部を確認するとそこまで被害は大きくなさそうです。
シフトドラムを回す部分が外れちゃってますのでギアチェンジが出来なかったんですね。
外れた時に当たったと思われる部分は削れてます。

相手側のメインシャフトのギアは被害が少なくそのままいけそうです。
シフトチェンジシャフトは曲がっておりますし削れてますので交換します。


曲がったシャフトをたたいて抜いたのでベアリングも交換しておきます。
組み終わったら作動確認。

バッチリ直りましたね^^
内部の損傷がそこまで酷くなかったのが不幸中の幸いですが、そんなに簡単に外れないような構造にしておいて欲しいですね。
出先でなったら自走出来なくなるので大変です。
林道なんかでなったらピンチですよね^^;
お客様には説明しておきましたが社外のチェンジペダルが取りついており、それが頑丈過ぎてなった可能性もあります。
純正の鉄のものであれば曲がってくれてそこで衝撃を吸収してくれたかもしれません。
今回チェンジペダルはキズのみでほぼ曲がりもありませんが頑丈過ぎるのも良し悪しがありますね。
オフロードをやる方はご参考にして頂ければと思います。
オンロードに比べて転倒の確率は高いですからね。
何よりケガに気を付けて楽しみましょー^^
ありがとうございました~!