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ヒグチ

ツイン?


こんばんは!サービス担当のヒグチです^^

先週はブログが書けずすみません!

今回は長めに書きます!

今回紹介するのは、CBR929RR。

エンジンが突然不調になった!

ということで修理の依頼です。

とりあえず乗って来ることは可能とのお話しで

自走でご来店。

ご来店時に音が聞こえて

2気筒のバイクが来たと思い

ふと見てみるとCBR929RR!

4気筒→2気筒になってました!

早速原因を調べていきます。

エンジンをかけて空ぶかししてみると

マフラーから黒い煙が。

排気ガスもとても臭い。

明らかに燃料が燃え切っていない匂い。

次はエキパイの温度を測ってみると

1番4番の排気温度が明らかに低いです!

1番と4番がダメとなるとイグニッションコイルか?

と思いましたが、このバイクはダイレクトイグニッション。

同時に壊れるのは考えにくいです。

となると1番4番だけ燃調が濃くなってしまっているのか?

インジェクション車なので燃料の噴射量が多くなって

しまうのは考えにくいし、スロットルバルブをそれなりに

開いても調子が悪いのでスロットルボディが汚れて

エアー通路が詰まり、空気の量が少なくなってしまうのも考えにくい。

んー。悩ましい。

とか考えながら手だけは動かしフューエルタンクを外し

エアクリーナーボックスを外していきます!

取り敢えずスパークプラグを外します。

1番4番はもちろんダメダメ。

一応スパークテストをしますがNG。

もちろん新品に交換。

ダイレクトイグニッションは4個とも良さそうです。

念のためスパークプラグを外したついでに

シリンダ内の圧縮圧力も測定。

4気筒とも問題なし。

悩ましい。

単純にスパークプラグの寿命か?

と考えながら見ていたら、こんなものを発見。

割れてます。

正常なのはこんな感じ。

これはバイスタータバルブでキャブ車についてたチョークと同じ役割をしているもの。

調子が悪い原因になりそうですが割れていたのは2番だったので関係なし。

ただこのままでは良くないのでもちろん交換します!

単純にスパークプラグの寿命の可能性もあるので

一回ここでエンジンをかけてみます。

インジェクション車で作業が大変なのは

フューエルタンクにポンプが付いているので

タンクを載せないとエンジンがかけられません。

外したエアクリーナーやフューエルタンクを戻して

エンジン始動!

ダメです。

やっぱり直っていません。

もう一度タンクを浮かせて

原因を探します!

怪しいところ発見!!

フューエルラインとバキュームホースが

繋がっていて、バキュームホースが1番4番に入っている!

プレッシャーレギュレーターが怪しい

燃圧の調整と余ったガソリンをタンクに戻す役割をしているもの。

ここから燃料を吸ったら燃調が濃くなりそう。

燃料が行かないようにホースの根元を

クランプします。

ビンゴ!!

燃料があふれてきました。

原因が分かったのであとは部品交換して完了!

ばっちり直りました^^

アイドリングも安定しています。

原因がはっきり見つかるとスッキリしますね~!

ありがとうございました!

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