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圧縮


こんばんは!サービス担当のヒグチです^^

今回紹介するのはリトルカブのエンジン不調の修理。

オイル交換で来店されたのですが、

明らかにエンジンのかかりが悪い!

お客様に確認してみると、

毎朝10回以上キックしてエンジンを掛けているそう。

前々からエンジンオイルが燃焼室に入ってしまい、

エンジンオイルが少しずつ減っていってしまうという事も

あったので、今回しっかり修理する事になりました。

まずはエンジンの圧縮圧力を測定。

700Kpa。

明らかに低い。

基準値は約1350Kpa。

取り敢えずはプラグホールからエンジンオイルを

注入してみたりして圧縮の戻り具合など

みたりしましたが、あまりかわらず。

お客様に相談し、エンジンを分解して

しっかり直しましょうという事に。

早速ばらしていきます。

燃焼室はカーボンがビッシリ!

バルブのシート面にもカーボンが固着しちゃってました!

圧縮が低い原因はこれですね。

シリンダーの内面は意外ときれいです!

シリンダーはまだ使用可能です。

ピストンリングはせっかくはずしたので

新品に交換!

あとはバルブは2本とも新品に交換!

シリンダーヘッドはシートカットします。

シートカットはいつもお願いしてる信頼できる内燃機屋さんへGO。

シリンダーヘッドがかえってきたら

組んでいきます。

ガスケット類はもちろん新品に交換!

バルブステムシールも新品に。

シリンダーの内面があれだけきれいだったので

オイル消費の原因はここでしょうね。

オイルをべったりかけて組み付け!

バルブクリアランス調整して、

ヘッドカバーをつけたら、

エンジンをかける前にクランキングして

異常がないか確認!

問題なさそうなので吸排気側の外した部品を

組付けてエンジン始動!

バッチリ直りました^^

圧縮も元通り!

これで朝もがんばらずにエンジンがかかりますね^^

ありがとうございました~!

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