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エラーコード12

こんばんは!サービス担当のヒグチです^^



今年最後のブログとなります!

今年も色々な整備をさせて頂きありがとうございました^^

来年もどうぞ宜しくおねがいします!



さて今回紹介するのは #FZ-1 の修理!

久しぶりに乗ろうと思い、

エンジンがかかるのを確認。

洗車をして、

いざ乗ろうと思ったら

エンジンがかからない!

そしてメーターにはエラーコードの”12”の表示が!

というわけで修理のご依頼です!


早速点検してみると

セルモーターが回りません。



そしてメーターには”12”と

表示されていて、スタータースイッチを

押している間は警告灯が高速点滅!

このエラーコードのせいでセルモーターが

回らないのか?

スターターリレーはカチカチ音がするので

良さそうだけど、なんか弱々しい感じがします。

点火しないとか燃料がストップされるとかなら

わかりますがクランキングしないのは不思議。


ホンダのバイクを整備することが多いので

あまり聞いたこと無いけど

ヤマハ車はそうゆう制御があるのかな?

と思いながら

とりあえず #エラーコード”12” が

なんなのか調べてみたら、

#クランクポジションセンサー の異常。

とのことです。

センサーが壊れたのか?

サービスマニュアルを確認して

各部点検してみる。



ECUのカプラやハーネスの

点検もして下さいとなってたので

見ようと思ったら見当たらない。

マニュアルをみると

なんとエアクリーナーケースの下。

なぜそんな奥地に。



ただ点検しないわけには

いかないのでエアクリーナーケースを外します。

もっとパッとみれるとこに

しておいてほしいですね。


結局クランクポジションセンサー関連は

とくに異常はなさそう。

しかもサービスマニュアルだと

各部異常がなければ

ECUを交換となってますが、

さすがに高価なECUはそんな簡単に交換できません!


一旦エラーコード”12”は無視して

点検してみます。


まずはクランキングしないので

セルモーターに電源がいっているのか確認。

もちろん来ていません。

次にセルモーターのアース回路を確認。

問題なしです。

#スターターリレー を点検。

カチカチ音は作動するので

良さそうだけど、

作動した時にリレー回路が

絶縁状態。

普通に考えればリレーがダメだねと

なりそうですが

スターターリレーに数本配線が繋がっているので

その配線が制御してるのかと思い

配線図を見ながら

電圧の状態などを確認しますが

問題なさそう。

てことはやっぱりスターターリレーの故障っぽい。

試しにキーをオンにした状態で

セルモーターに直接電流を流して

強制的に回してみる。

ギュル…ギュル。

ん?

スターターリレーの故障だったら

これでエンジンが掛かっても良さそうなのに。

まさかセルモーターも壊れた?

んー、同時に壊れるのは考えにくい。

ただここでメーターに表示されていた

エラーコード”12”は消えました!

でもエンジンは掛かりません。

しかもスタータースイッチを押し続けたり

何度もエンジンを掛けようとしていると

また”12”の表示が。

ヤマハサービスに相談してみたら

どうやらバッテリー電圧が低くなると

誤動作で表示されることがあるそう。

完全にエラーコード”12”に振り回されました!


なので原因はスターターリレーとセルモーターが濃厚。

ただダブルパンチは考えにくいので、

とりあえず確実に壊れているスターターリレーを交換してみます。


部品が届いて取り付けします。

これでかからなければセルモーターも故障してるのが

間違いなくなります。

まあかからないだろうと思いながら、

スタータースイッチを押したら

キュルキュルキュルボーン!

え!?

かかった!


セルモーターを強制的に回した時に

なぜかからなかったのかは謎です。


色々振り回されて時間ばっかりかかってしまいましたが

結局こいつが壊れただけでした。



スターターリレーの故障は他のバイクでも

ちょいちょいあるので

エラーコードがなければ

すんなり終わった修理だった気がします。

あとは壊れてるのに

カチカチと作動音がするのも

紛らわしかったですね。

まあなんせ無事直ってよかったです^^


あとは一緒に頼まれていた

フロントフォークのオーバーホールをして

修理完了です!


ありがとうございました~!



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